こんにちは、tomokoです。
春のドラマ「アンメット」に心を揺さぶられた後、早くも夏のドラマシーズンが始まります。
今回、私が注目しているのは『笑うマトリョーシカ』です。
このドラマの原作者は早見和真さん。彼は、発表する作品が毎回異なるジャンルで、
同じ系統の小説が見つからないほどの多才な小説家として知られています。
ドラマを深く理解するために、まずは原作を読むことにしました。
今日は、原作を通して予測できるドラマの展開について、
皆さんと一緒に検証していきたいと思います。
この物語がどのように映像化され、どのような魅力を持つドラマになるのか、楽しみですね。
『笑うマトリョーシカ』の原作のあらすじは?
原作を読み終えて、まず感じたのは不穏な雰囲気と、人間の欲望の悲しさです。
政治を舞台に、青春時代からの欲望と自己実現を他人に求めた者たちの、
恐ろしい人間の業が最後まで漂っています。
物語の舞台は四国・松山の名門高校。
2人の青年の「友情と欲望の果ての裏切り」がテーマです。
27歳で代議士となった1人の青年は、周囲を魅了する輝きを放っていました。
秘書となったもう1人の青年は、彼を支え、若き官房長官にまで押し上げます。
総理への階段を駆け上がるカリスマ政治家。
「この男が、もしも誰かの操り人形だったら?」
最初のインタビューでそう感じた女性記者は、隠された過去に迫っていきます。
そこで明るみに出る恐ろしい過去の歴史。
この小説は、次のような問いを投げかけています:
- 政治家が誰かの操り人形だったとしたら?
- 誰かを支えて生きることと、その人を自己実現の欲のために操ることは、どう違うのか?
- 自分自身の力とは何なのか?
今まで考えたことのなかった感情が溢れ出た、印象深い小説でした。
『笑うマトリョーシカ』:キャストと予想される展開
『笑うマトリョーシカ』の主要キャストと物語の概要は以下の通りです:
- 櫻井翔:人気政治家である代議士役
- 玉山鉄二:高校時代からの友人で現在は秘書役
- 水川あさみ:主役。新聞記者役
水川あさみ演じる新聞記者が、櫻井翔と玉山鉄二演じる代議士と秘書の奇妙な関係に気づき、
その背後に潜む闇に迫っていきます。
このドラマは、政治の世界を舞台にしたヒューマンサスペンスとして描かれます。
友情、欲望、そして権力の陰で蠢く人間模様が、緊迫感あふれる展開で描かれることでしょう。
豪華キャストによる演技と、複雑な人間関係を描く脚本が、
視聴者を引き込む要素となりそうです。
マトリョーシカってなあに?
マトリョーシカとは:
- ロシアの伝統的な木製人形
- 女性の形をした入れ子構造の人形
のことを言います。
特徴:
- 大きな人形の中に、同じ形の小さな人形が入っている
- 人形を開くと、中からさらに小さな人形が出てくる
- これを何度も繰り返せる面白い構造
意味:
- 一番大きい人形は母親、中の人形は子供たち
- 家族の幸せや繁栄を象徴する
おまじない:
- 一番小さい人形に願い事をして閉じると、願いが叶うといわれる
マトリョーシカは、その独特な構造と美しい絵付け、そして幸せを呼ぶとされる意味から、
多くの人に愛されている人形です。
まとめ
今季の注目ドラマ「笑うマトリョーシカ」は、人間の心の奥底を描く注目のドラマであり、
一般的な政治ドラマやサスペンスドラマの枠を超えた作品です。
タイトルに使われている「マトリョーシカ」は、通常は縁起の良い可愛らしい
木彫りの人形ですが、このドラマでは人間が本来持つ欲望や業といった
複雑な感情を映し出す象徴として機能しているようです。
原作を読んだ感想:
- 強いやり切れなさと人間関係の難しさが突きつけられる
- 人間の心の奥底にある、普段は見ないようにしている感情が露わになる
- その結果、読後に息苦しさや苦しさを感じる
ドラマの見どころ:
- 水川あさみ演じる女性記者が、どのように事態を捉えていくか
- 櫻井翔と玉山鉄二が、政界を舞台に人間の複雑な心理をどう演じるか
このドラマは、人間の内面や関係性の深層に迫る、非常に興味深い作品になりそうです。
今季の大注目作品として期待が高まります。
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