こんにちは、tomokoです。
新型コロナウイルスの重症化予防を目的としたワクチンの定期接種が、
10月1日から全国で開始されました。開始から2週間が経過し、
ワクチン接種の是非についての議論が、SNSだけでなく社会全体で大きな話題となっています。
一部の店舗では「ワクチン接種者の入店予定」という貼り紙が見られるようになり、
さらには特定企業に対する不買運動まで発展しています。
今日は、なぜこのような事態に至ったのか、そしてどのような対応が始まるのかについて
検証してみたいと思います。
コロナウイルスパンデミックとワクチン接種の経緯
2019年末、新型コロナウイルスによるパンデミックが世界中で始まりました。
日本でも影響は甚大で、全国的にマスクの品不足が発生しました。
2020年3月と4月には、国民に愛された芸能人、志村けんさんと岡江久美子さんが
コロナ関連の肺炎で相次いで亡くなり、国民に大きな衝撃を与えました。
この出来事により、コロナへの恐怖が一気に広がりました。
この危機的状況を受け、緊急対策としてワクチン接種が開始されました。
接種は急速に「当たり前」となり、特に医療従事者にとっては仕事を続けるための
必須条件となりました。さらに、旅行や出張時には3回接種の証明がないと
割引が適用されないなど、今から振り返ると不思議に思える状況が「当たり前」に
なっていました。一部の海外渡航にもワクチン接種が必要となり、
仕事のためにやむを得ず接種する人も多くいました。
しかし、ワクチン接種後に体調を崩す人が後を絶たず、大きな社会問題となりました。
接種から3年以上経過しても社会復帰できない人も多く、その苦しみは長期化しています。
その後、コロナ禍は一時的に落ち着きを見せ、2023年5月8日からは5類に分類が変更され、
外出自粛も解除されました。そして最新の動きとして、2024年10月1日から、
冬季のコロナウイルス重症化対策として、新たな定期予防接種が開始されました。
新型コロナワクチンの最新動向
これまでの新型コロナワクチンは、主にファイザー社とモデルナ社のものが主流でした。
しかし、今回の定期接種では、これらに加えて第一三共、武田薬品、
そしてMeiji Seika ファルマのレプリコンワクチン「コスタイベ」を含む、
計5種類のワクチンが用意されています。
中でも最も注目を集めているのが、次世代mRNAワクチンとも呼ばれる
「レプリコンワクチン」です。このワクチンは従来のmRNAワクチンの一種ですが、
接種されたmRNAが細胞内で一時的にコピーされるよう設計されています。
そのため、既存のmRNAワクチンと比較して、免疫誘導と抗体効果の持続時間が
長いという特徴があります。
ワクチンの開発元によると、このmRNAの増幅・コピー機能は一時的なもので、
無限にウイルスのタンパク質が作られるわけではないとされています。
一部で懸念されている「シェディング」(ワクチンを受けた人から他の人に
ワクチン成分が伝播する現象)については、科学的な根拠はないと発表されています。
レプリコンワクチンに関して注目すべき点は以下の通りです:
1. 開発元のアメリカでまだ認可されていない。
2. 治験を行ったベトナムでも認可されていない。
3. 現時点で、世界中で日本だけが認可している。
4. 2024年10月1日から日本全国で接種が開始された。
5. 厚生労働省は、65歳以上の人、または60歳以上で
基礎疾患を持つ人への接種を推奨している。
厚生労働省によれば、このレプリコンワクチンは従来のmRNAワクチンよりも
少量で予防効果が長く続く可能性があるとされています。
新型コロナワクチン定期接種の現状と社会の反応
新型コロナワクチンの定期接種が始まって2週間が経過しました。
この間、社会には様々な反応が見られています。
まず、日本看護倫理学会が8月8日に発表した緊急声明が注目を集めました。
「新型コロナウイルス感染症予防接種に導入されるレプリコンワクチンへの懸念」と
題したこの声明は、ワクチンの安全性に対する懸念を表明し、多くの人々の不安を
喚起しました。しかし、接種開始日の10月11日までに、この声明に関連する
公式X(旧Twitter)の投稿が全て削除されたことも話題となっています。
社会の反応は様々で、一部のトレーニングジム、美容室、レストランでは
「ワクチン接種者入店お断り」の貼り紙が見られます。
また、レプリコンワクチンを製造する明治製菓ファルマの親会社、
明治製菓に対する不買運動も活発化しています。
多くの人々が「ワクチンを打つべきか打たないべきか」という選択に悩んでいます。
この状況下で、私は「打つ打たないを早急に決めず、様子を見る」という
選択肢を提案したいと考えています。
その理由として:
1. 現時点でのコロナ患者数は増加していない。
2. 不安要素が多い現段階で急いで判断する必要はない。
3. 今後、専門家や有識者からより多くの実証データが発表されると予想される。
4. 来年3月までに1回接種すれば良いのであれば、急ぐ必要はない。
私は、冷静に状況を見極めることが重要だと思います。
同時に、店舗オーナーや不買運動参加者など、それぞれの個人の判断は
尊重されるべきだとしています。ただし、どのような判断をしても、それは自己責任であり、
結果が期待と異なる場合でも、他人のせいにせず自分で受け止める姿勢が大切です。
最後に、健康に関わる重要な問題であるため、責任の取れない言動は避けるべきだと強く思います。
まとめ:未来への展望と自己管理の重要性
コロナ禍が過去の出来事として語られる日が来たとき、2024年秋の定期接種の是非が
はっきりするでしょうか。あるいは、その評価にはさらに長い時間を要するのでしょうか。
これらの問いに対する答えは、まだ誰にもわかりません。
しかし、私たちが今、考えるべきことがあります。
話題のレプリコンワクチンの有効性や安全性の判断以上に重要なこと、
それは私たち一人一人が生まれながらに持つ自然免疫細胞の力を再認識することです。
特に、体内の免疫力の75%が腸で作られるという事実は注目に値します。
この生来の免疫システムを正常に機能させることこそ、
私たちが真摯に向き合うべき課題ではないでしょうか。
健康維持は、単にワクチン接種によって達成されるものではありません。
自己管理の重要性を、私たちは往々にして忘れがちです。
この不確実な時代だからこそ、「自分の身体は自分で守る」という原則に
立ち返る必要があります。
具体的には、日々の生活習慣を見直すことから始められます:
1. バランスの取れた食事
2. 十分な睡眠
3. 適度な運動
4. ストレス管理
これらの要素が、免疫システムの正常な機能にどう影響しているか、
自分の現状と向き合い、一つ一つ丁寧に見直していくことが大切です。
ワクチン接種の是非を巡る議論は続くでしょう。
しかし、その結論がどうあれ、自分の健康は自分で守るという基本姿勢を
忘れてはいけません。不確実な未来に備える最良の方法は、今この瞬間から、
自分の身体に耳を傾け、日々の習慣を通じて健康を育んでいくことなのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、皆様の健康管理の一助となれば幸いです。
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